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2012年08月18日(土)更新

「エネルギーの話」澤 昭裕 

こんにちは アイデアを暮らしにスマイルキッズ案内人の原守男です。 
 

知らないでは済まされない、エネルギーの話 澤 昭裕さん著 

今回 原発がよく新聞に載っている 
推進か?反対か?みたいに 

よくわからないのでこの本を読んでみた。 メッチャわかりやすい解説が載っていた。 
供給安定性、経済性、安全性で各エネルギーを評価すると、
すべての点で完璧なものは存在しない。

だから 反原発か?原発推進か?という、
イエスとノーだけでの対立的で不毛な論議になってしまいがちです。
そこからは建設的な発想が生まれてこない 

原子力なしで電気が足りると考えるのは危険です。
すべての原子力が停止したら産業の空洞化を加速 失業者20万人発生の可能性大 

とにかく電気は 大量に貯めておくのが難しい 貯めれない物 

再生可能エネルギーの大幅な普及には 多くの課題がある。
太陽光 風力発電 とにかく高すぎる生産コスト
原子力 石炭の3~4倍のコストになる 

値上がりはやむを得ないという人が70%いるのだが 
それでも値上げ幅一割程度というのがほとんどここのギャップが大きすぎる。 

ヨーロッパで再生可能エネルギーが先に始まり 今では国民負担が多くなりすぎ
制度の見直しが始まっている 
だから 太陽光発電の電気の買取価格の引き下げが始まっている  

 でもドイツ スイス イタリアでは 原子力発電終結の方向で動いている 

環境問題を論じている京都議定書の関係は 実は各国が 国益をになって交渉に入り 
経済的利益と国際政治の威信をかけながら温暖化をどう分担するか?が本当の姿になっている。

もし25%もCO2削減をしようとすると 一世帯あたり12万から30万円の負担増になると書いている 
ここで 
著者のオススメ案は 

ベストミックス案 
原子力20% 他 再生可能エネルギー(風力 太陽光 地熱) 石油 石炭 天然ガス 
での提案をこの本はしている 
これが実に現実的であると 

今のような勢いで太陽光発電がどんどん増えるとすごい国民負担が多くなり 
「そんな高いのは嫌や!!」という意見が溢れ出しそうに思えてきました。 

そういえば 昔 薪でお風呂を炊き 薪でご飯も炊き 
炭を火箸でいこして暖を取り 

洗濯物も手で洗い手で絞り エアコンよりこたつや石油ストーブと 
ミックス的な生活をしていた時代に少し戻ればいいのかもしれません。 

今回も長い話に最後まで付き合っていただきありがとうございます.。

この本を読んでエネルギーの課題や現状がわかり すっきりしました。











 
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